À propos du ‘Chant du Cygne’ Le cygne, lorsqu’il sent venir l’heure suprême,En chants mélodieuxÀ la blonde lumiêre, au beau fleuve qu’il aime,Soupire ses adieux ! Ainsi cette pauvre âme, à la rive lointaine,Lasse de trop souffrir,S’exhalai…

萩耿介著『イモータル』という小説を読了。 もっとも胸を打たれたのは、ムガル帝国の皇子シコーが政争に敗れ、捕えられて市中を引き回されるとき、見守る市民（その多くはヒンズー系）から感謝の言葉と同情のまなざしを受ける場面。 イスラム国家の支配者で…

不思議な絵です 音楽の聖人 聖チェチーリアが楽器を投げ出している オルガンを手にもっていても弾く気はなく 視線を上に向けて茫然としている 視線の先には天使たちだろうか 楽譜を広げて歌っている 人間の音楽よりもはるかに美しい音楽が天上に響いているか…

青い星々が降ったかのようにイフェイオン(ハナニラ)の咲く春の庭 冬のあいだ灰色だった庭にこのように花が咲くのを見ると 死者のよみがえりというものを信じてみたくなります

ジョン・タヴァナー(John Taverner 1495?-1545) という英国の作曲家の 「荊の冠のミサ」Missa Corona Spinea 最近のヘビロテ曲です 何より印象的なのは輝かしいソプラノの声部の動き まるで天翔る天使のように高らかに歌います ハーモニーの進行も独特で 専…

穏やかな春の日差しの中を歩く 和服姿の女の人と紺のスーツの男の子 ーこの道も今日が最後か ーそうだね 切れぎれにそんな会話が聞こえてきました 卒業式だったんですね おめでとうございます いい天気で良かった いいことありますように

つぼみがふくらみはじめる前の桜の木はうっすらと桃色にけぶって恥じらっているように見えます 近所の桜並木は昨夏の台風でずいぶん傷めつけられて折れた枝も多く もう咲かないのかもしれないと思うほどでしたが 見れば多くのつぼみをつけていて ふたたび春…

哲学科の授業を覗いてみたいと言ったらバレないからおいでよと潜り込ませてくれた リーゼンフーバーの聖書研究会にも誘ってくれた バッハとグレン・グールドが好きで意気投合した ほんとうはだめなんだけどねといいながら学生寮に一晩泊めてくれた 司祭にな…

オルランド・ギボンズ Orlando Gibbons の鍵盤楽器のための音楽を聴くと 左手パートの雄弁なことに気づかされる まるで独立した生きもののように超絶技巧で走りまわる左手 もしかしてギボンズは左利きだったのかしら ピアノの先生がいつか言っていたこと 先…

それが印象的であればあるほど 初めて聴いた曲とその時の季節や風景や記憶は分かちがたく結びつき 聴くたびによみがえるのかもしれない ショパンの幻想ポロネーズは私にとっては早春のなごり雪です 親しかった大学時代の友人の訃報 あまりにも早すぎる

わけぎの季節ですね わけぎといえばぬた 大好きな一品ですが ぬたばかりでは変わりばえしないし いまひとつ家族に人気がない きょうはエリンギとあわせて蒸し煮にしてみました にんにくを刻んだのをオリーブ油では炒めて エリンギを加えて塩を振り わけぎを…

アラン・シャルチエ Alain Chartierという詩人にジル・バンショワ Gilles Binchois が 曲をつけた Triste Plaisir (悲しい喜び) という曲をなんども聴いていました 日が長くなってきましたね もうすぐ春分 写真は庭のヘレボルス(クリスマスローズ)です

あなたが死んだときにお葬式で流す音楽はなにがいいか教えて と家の人からたずねられたので ペレス・プラードのマンボNo.5 と答えたらあきれられてしまいました お葬式はにぎやかで楽しくしたらいいと思ったのですが... 配偶者を亡くすのを「鼓盆」というの…

庭にいちはつの花がさいたので驚いています 正岡子規の いちはつの花咲きいでてわが目にはことしばかりの春ゆかんとす のとおり 晩春に咲く花なのに 啓蟄にさくとは... ともあれ青い花は大好きです いちはつの花

野菜セットにふきのとうがはいっていたので てんぷらにしてみました 長年主夫をしているのにいつまでもにがてなのが揚げものなのですが あちこちでやりかたをしらべてやってみました せっかくのふきのとうですものね にんじんのかきあげとともに 緊張してい…