きのうの晩NHKFMでイーゴリ・マルケヴィッチの振るN響のチャイコフスキーの6番のライブ録音の放送を聴いていました
1983年 N響との唯一の共演 その二ヶ月後にマルケヴィッチ死去とのことで 最晩年の演奏にもかかわらず 白熱の緊張感に心を奪われました
第三楽章は遅めのテンポ そして最高潮に達しようというところでテンポをさらに落とすところがゾクゾクする
もちろんもとの楽譜にはそのような指定はなく
速いテンポでかけぬけてうわべだけをなぞる演奏に慣れた耳にはたいそう新鮮に響きました
マルケヴィッチといえばクララ・ハスキルとのモーツァルトの協奏曲のレコードを愛聴したものです
一度生で聴いてみたかった人のひとりです