Dolcissima Mia Vita

A Thing of Beauty is a Joy Forever

スピノザの人間観

Humanity cannot be the final end of Nature, because she is infinite, and must make use of us, as with all other things, as an instrument.

Spinoza, Baruch (1661) Short Treatise on God, Man and his Well-being

人間が自然の究極の目的であるはずがない、なぜなら自然は無限であり、ほかのものと同様に人間を道具として用いなければならないからだ。

 

地球にやさしい とか 環境のために などの美辞麗句がうさんくさいのは

それが人間中心主義だから

人間が地球の主人であり 地球を資源として道具として見ている

けれどレヴィ=ストロースも言った通り

地球は人間なしで始まったし人間なしで終わるだろう

地球が人間の道具なのではなく人間が地球の道具

地球の中では人間はちっぽけな存在でしかないし

たとえばカルデラ噴火ひとつで滅びてしまうような葦のようなはかない存在